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2011年08月10日
県庁講堂にて、「鳥獣被害対策緊急プロジェクト推進に関わる講演会」が開かれました。鳥獣被害対策スペシャリストの井上雅央(いのうえまさてる)氏の講演は参考になる点が多々ありました。本県でも、シカ、イノシシ、猿による農林作物被害は増加の一途をたどります。特に、シカによる農林作物の被害額は、平成16年度の3,877万4千円から平成21年度は1億1,368万円と3倍以上に急増しています。イノシシも倍近い被害増加になっています。井上氏の講演で印象に残ったことが、「農家が知らず知らずの内に餌付けをしてしまっているケースが極めて多い」との言葉でした。餌には2種類ある・・・取られたら腹立つ餌と取られても腹立たない餌があると・・・。また、井上氏独特の言い回しで、「ある地域で鳥獣被害が増えたということは、その地域が“餌付け”に成功したということである」と、この問題の本質・要点を端的に示されました。まずは、みんなで学習し、そして、守れる畑づくり・守れる集落づくりに力を入れ、そして個人や集落での囲い込みや追い払い、さらには公助としてコストや特殊技術を要する対策を施していく。「その順番を間違えてはダメですよ!」と、貴重なアドバイスをもらいました。
右松たかひろ
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