2011年08月19日
中央研修会2日目になります。朝一から16:30まで、丸一日、講演が3つ入っています。内、午前の部を紹介します。
午前の部は、高崎経済大学の八木秀次教授です。演題は「自治基本条例・議会基本条例の危険性」で、2時間以上にわたり講演と質疑が行われました。八木教授は保守の論客として、紹介をする必要がないほど知名度ある人です。自治基本条例の危険性を誰よりも早く訴えられており、さかのぼれば、女系天皇への問題点も鋭く指摘をされており、私の考えも意を同じくするものです。 自治基本条例はすでに、167の自治体で制定されており、今も多くの自治体で検討されています。現在、自民党本部で、自治基本条例の危険性についてパンフレットを作成中とのことです。その危険性とは、一つは「首長および議会の形骸化」、二つ目に「法令や憲法の軽視」、そして三つ目に「権利と義務の不均衡」の三点を挙げられました。あわせて、自治基本条例の具体例の一部を資料提供されましたが、事実、栗山町で制定された中身を見て、驚きを禁じえませんでした。「議会は、議会に関する日本国憲法、法律及び他の法令等の条項を解釈し、運用する場合においても、この条例に照らして判断しなければならない。」・・これは憲法より優位の条例と受けとめられかねない文言で、明らかに問題のある内容を町議会で承認されたということになります。さらには、選挙という民主的な手続きを踏まずに、市民参画と謳いつつも、一部の人の政治への直接的な介入を制度化するような“義務規定”も数多く盛り込まれていました。
現在、宮崎県議会では、「議会基本条例」について、議会で勉強しつつ取り組みを進めています。今回の八木教授の話を受けて、会派でも「しっかりと中身を精査していこう」と話し合われたところです。
右松たかひろ
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