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2013年07月02日
厚生常任委員会・県南調査の2日目は、県民・団体との意見交換ということで、福祉べいすんネットワークの方々との意見交換会から始まりました。障がい者が地域でいきいきと日常生活や社会生活を営むことが出来るようにと、各福祉サービス事業者が連携して、平成20年4月に発足したのが「福祉べいすんネットワーク」です。(べいすんとは英語で「盆地」をあらわすとのこと~都城盆地から)。 ネットワーク作ることの大変さや就労支援で苦労されていることなど詳しくお聞きすることができ、予定時間がオーバーしてしまうほど大変充実した意見交換会となりました。
続いて、県立みやざき学園を訪問しました。この施設は、児童相談所長の措置や家庭裁判所の審判により、現在、中学生の男子8名、女子4名の計12名を受け入れています。入園者の8割が家庭でのネグレクトの経験を持っているとのことでした。ここでも、初日の訪問先の様に、寮の中で出来るだけ家庭生活を味わってもらうような工夫がなされています。なお、概ね1年程度の入園期間で、育て直しを行っているとのことでした。
2日目最後は、小林のこばやしハートムが運営する茶飲ん場「ゆきやま商店」を訪問しました。代表の尾崎さんが平成19年7月に高原町で開催された「自殺対策フォーラム」に出席した際、自殺者が多いことに驚き、高原町と小林市の有志20名が集まり、「自殺しそうな人に直接声をかけて思い留まらせてはどうか」という意見が出て、「1日30人と話そう会」を結成したのが始まりだそうです。尾崎さんと共に頑張っておられる女性陣も大変バイタリティを持っておられ、こういう方がおられるからこそ事業が成功し、自殺者数が減っているということを現場で感じることが出来ました。
右松たかひろ
2013年07月01日
参院選直前でありますが、今日から厚生常任委員会の県南調査が行われます。まず、阿波岐原にある児童養護施設「宮崎民生館」を訪問しました。施設では、幼児から高校生までの男児14名、女児16名の計30名を受け入れており、以前は不登校が外泊なのが多かったが、現在は虐待が理由で施設入所がほとんどとのことでした。施設は、家庭のぬくもり(とりわけ食事団らん/写真2枚目)が取れるような工夫をされていました。施設の基本方針の中には、関係機関・地域支援の強化とともに、家庭支援をしっかり行い、早期の家庭復帰や里親委託等を進めていくことに力を入れられています。
続いて、綾町の子育て支援センターを訪問しました。施設訪問に先立ち、綾町役場にて、前田町長を始め担当職員の方々と意見交換を行いました。前田町長のお話から、町政として、いかに子育て支援に力を入れらているかが強く伝わりました。綾町はこの少子化時代の中、幼児や小学生の数が増えており、「出生率日本一」を目指しておられます。政策的にも、若者が定住できるまちづくりを進めていく観点から、児童がいる世帯では就学まで月2万円の住宅補助を独自で行っているとのことでした。また、訪問支援の重要性を説かれていました。下の写真は、綾町子育てセンターで説明を受けている模様です。隣が保育園なので連携も取れ、環境の優位性を生かしていました。
続いて、初日最後となる清武町の宮崎大学医学部附属病院を訪問しました。まず、池ノ上病院長、迫田医学部長、原田事務部長、救命救急センターの落合センター長の方々と救命救急センターの概要や診療実績などについて意見交換を行い、その後、24年4月に新設された救急救命センター内、ならびにドクターヘリの管制室、病院ヘリポートを視察しました(下写真順次)。
右松たかひろ
2013年06月28日
本日、 福岡市の台北駐福岡経済文化弁事処の戎(えびす)義俊処長(総領事に相当)が県議会に表敬訪問され、議長ならびに私たち日台友好議連の役員4名で面談しました。戎総領事は、慶大に留学経験もあり、日本語もかなり上手な親日家(日本通)でありますので、面談は終始にこやかな雰囲気で、多くの意見交換をさせていただきました。(写真は議長室にてのもので、議長席に座るのが、戎総領事)
戎総領事も、やはり、チャイナエアラインの宮崎―台湾線の搭乗率は気にされており、いかに宮崎の良さを台湾に売り込んでいくか、TV局同士の連携も含め、さまざまな手法を説かれるとともに、我々も、交流を増やす術(すべ)について多くの意見交換をさせていただきました。
私からは、昨年2月に新竹県を訪問した際の盛大な歓迎の印象とお礼を申し述べ、中国でのビジネスにおいて台湾人(企業を含む)をパートナーにおくことで成功率が高まることや、宮崎と台湾においてスポーツ交流を増やしていくことなどについて話をさせていただきました。
(下の写真は、昨年2月10日に訪問した台湾・新竹県での、県知事(中央)を始め皆さんから熱烈歓迎を受けた時の模様です。)
右松たかひろ
2013年06月25日
6月定例会の閉会日において、以下の執行部提出議案、議員発議案等が採決されました。
【執行部提出議案】
第1号「平成25年度宮崎県一般会計補正予算」・・・・・・全会一致で可決
第2号 宮崎県税条例の一部を改正する条例・・・・・・・賛成多数で可決(私たち自民会派は賛成)
第3~12号 各種条例の一部を改正する案、県子ども・子育て支援会議条例、等・・・・・・・全会一致で可決
第14号「知事等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例」・・・・・・・賛成多数で可決(私たち自民会派は賛成)
【議員発議案】
第1号「地方財政の充実・強化を求める意見書」・・・・・・・全会一致で可決
第2号「「生活保護に関する意見書」・・・・・・・賛成多数で可決(私たち自民会派は賛成)
第3号「原油高騰に対する緊急対策を求める意見書」・・・・・・・全会一致で可決
第4号「運送業界に深刻な影響を与える軽油価格高騰の抑制を求める意見書」・・・・・・・全会一致で可決
(写真下は起立採決の模様です。前列右から2人目が私。)
右松たかひろ
2013年06月14日
「みぎまつコラム」に、平成25年3月4日の本会議における、私の一般質問の会議録(質疑および答弁内容)を掲載しましたので、どうぞご覧ください。
本会議場での一般質問で、4回目の登壇となった当日の模様です。(写真/上)
右松たかひろ
2013年06月12日
本日の一般質問において、河野知事が「水源地(水資源)保全条例を今年度中に上程する」ことを明言されました。
昨年の水資源保全対策特別委員会の設置から、我々委員が一致協力して、条例制定に向け取り組んできたことが実を結ぶことになり、私自身大変嬉しく思っております。
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ちなみに、私が今年(平成25年)2月定例会一般質問において質疑をした内容は以下の通りです。(本会議会議録から)
◆(右松隆央議員) この項目最後に、知事にお伺いしたいと思います。水資源保全条例についてであります。昨年9月の定例会で私の質問に対して知事は、「条例制定について、県としましては、国の動向を注視するとともに、他県の取り組みを調査し、その必要性や効果をしっかりと研究してまいりたい」と答弁をされております。あれから半年も経過をしました。研究結果はどうなっているのでしょうか。
この2月、3月の定例会、全国では福井県、長野県、山形県、石川県、富山県、岐阜県が条例案を提出し、4月までに施行するというスケジュールになっております。既に、北海道や埼玉県を初め、5道県が制定済みでありますので、合計11道県が条例を設置するわけであります。全国でこれだけの県が加速度的に条例制定を進めているという中、県土面積76%を森林とする森林県である本県の執行部が何も動かない、これはどういうことであるんでしょうか。私は、これは恥ずべきことだというふうに思っております。
県外調査を行った埼玉県にしても、群馬県にしても、知事のゴーサインというものが条例制定の大きな推進力になっております。課題解決や危機の未然防止、そして資源管理の推進力を図れるのは、やはり知事であります。森林売買の事前届け出制並びに情報公開を主眼とした条例制定に取り組む意思があるのかないのか、9月議会に引き続き、知事に伺いたいと思います。
◎知事(河野俊嗣君) 森林などの土地売買、外国資本による森林買収の問題などを契機として、全国的な関心が高まり、国におきましても、23年の森林法の改正により、森林の土地の所有者となった旨の事後届け出制が創設をされたという状況がございます。
また、森林売買の事前届け出制度などを内容とする条例につきましては、今御指摘もありましたが、北海道、埼玉県など5道県で制定されているところであり、さらには2月またはこの3月議会において6県が条例案を議会に提出されるという状況でございます。
県としましても、これらの動きを注視しますとともに、他県の条例の内容や運用状況、課題などにつきまして、情報収集や研究を行ってまいりました。豊かな森林資源、水資源というものは、本県の豊かな農林水産業、また水力発電など、さまざまな恵みをもたらしてきたものであります。今後とも、しっかりと守っていく必要があるというふうに考えておるところでございます。昨年4月以降、県議会に設置をされました水資源保全対策特別委員会において調査検討されているところでございますので、その議論も踏まえ、条例制定の必要性やその効果につきまして、しっかりと検討をしてまいりたいと考えております。
◆(右松隆央議員) 9月の段階より踏み込んだと解釈をいたしました。目で見て、そして足で確かめて、さまざまな情報を収集して、これは本県にとって考えていかなければならない、対策が必要だ、そのような判断をいたして、議会で問題提起や政策提言をさせていただいているわけであります。知事はそのことをしっかりと受けとめていただきたいというふうに思っております。
(下写真は、昨年の水資源保全対策特別委員会で条例制定地である群馬県庁を訪問した際のもの)
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右松たかひろ
2013年06月07日
本日、6月定例会が開会されました。補正総額は55億7,601万3千円で、この議案第1号一般会計補正予算案を含め13件の議案と報告事項1件が本議会に提案されました。なお、知事提案説明の概要は以下の通りです。
【県政報告】
1.置県130年記念式典について
これについては、このブログで6月1日に取り上げていますのでご覧ください。
2.口蹄疫埋却地の再生整備について
口蹄疫での埋却地の活用を図ることは大きな課題になっており、発生から3年が経過する今年度から再生整備を行うことが報告されました。土地所有者の意向を十分に踏まえながら、順次、埋却地の計画的かつ円滑な再生整備を進めていくことになります。
3・鳥インフルエンザに係る防疫体制について
先日、川南町内の養鶏場でH5型の抗原に反応する抗体が確認されたのは報道の通りです。現在、防疫指針に基づき、当該農場について監視プログラムによる検査等を実施しており、引き続き、県下全域での防疫体制に万全を講じていくとの報告あり。
4.「香港事務所」の設置について
今般、法人登記、現地スタッフの雇用など、必要な手続きが終了したことから、6月13日に「香港事務所」を開設し、活動を開始することが決定しました。
そして、8月に官民一体となった「香港応援団」を結成し、「オールみやざき」の体制により、観光・物産等のプロモーションを行うこととしています。
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なお、香港事務所の新設について、私が昨年(平成24年)9月14日の一般質問で、質疑ならびに提言をした内容は以下の通りです。(本会議会議録から)
◆(右松隆央議員) ・・・・また、もう1つの現地調査先である香港について目を向けていきたいと思います。本県の東アジアへの輸出状況でありますが、農産物では全体の数量で実に87%ものシェアを香港が占めております。他県、鹿児島県の牛肉輸出量のうち、これも70%が香港になっています。いかに香港が東アジア戦略において最重要の輸出先になっているか、これは本県のみならず、九州各県の輸出状況から見てもわかることであります。そこで、知事にお伺いしたいと思います。宮崎県の上海事務所の体制拡充、並びに先進他県のように香港に県事務所を設置する、新設する考えはないか、伺いたいと思います。
◎知事(河野俊嗣君) ・・・・香港につきましては、この経済交流戦略を推進する上で最も重要な市場の一つである、というふうに考えており、今後の効率的な事業展開、また県内企業の現地活動支援など、より一層集中的に進めていく必要があろうかと考えておりますし、現に事業に取り組んでおられる県内の企業の方からも強い要望もいただいておるところでございます。御提言のありました件につきましては、そのようなことを踏まえて、今後検討してまいりたいと考えております。
【詳細は、みぎまつコラム「平成24年9月14日県議会【一般質問】(第3回目)の会議録」のみやざき東アジア経済交流戦略に掲載しています。】
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5.本県の道路整備について
都城志布志道路の唯一の未事業化区間となっていた「金御岳(かねみだけ)工区」の新規事業化が認められ、同時に、九州中央自動車道の「蘇陽~高千穂間」が、「計画段階評価を進めるための調査」の対象区間に選定されました。
右松たかひろ
2013年05月30日
今日から2日間にわたって、県議会自民党での政審会政策調査会が開かれます。これは、定例会の開会に先立ち、約1週間前に執行部と事前勉強を行うもので、大変意義のある勉強会です。初日の今日の日程は以下の通りでした。
(1)病院局
①県立宮崎病院の卒後臨床研修事業の現状と取り組み
医師の臨床研修について、初期臨床研修(最初の2年間)の研修プログラムならびに後期臨床研修(初期臨床研修後3年間)における制度の概要説明があり、あわせて、県立宮崎病院が取り組んでいる研修プログラムの特色が報告されました。その際、昨年策定された「フェニックスプログラム」(県内3つの県立病院を一つのフィールドとして研修を受けるもの)についても述べられました。
初期臨床研修医の受入状況ならびに後期臨床研修医の受入状況の数値結果も報告された次第です。
今年度、私は「厚生常任委員会」に所属していますので、とりわけ厚生が所管をする分野については、委員会も含めて精査をしていきます。
(2)農政水産部
①フードビジネス振興構想の具体化に向けた取組事例
②燃油価格高騰の影響と対策について(施設園芸農業・水産業)
(3)宮崎県警本部
①ストーカー事案および配偶者暴力事案の現状と対策について
右松たかひろ
2013年05月27日
日向市におきまして、県議会自由民主党と日向地区の政財界団体の方々と意見交換会が開かれました。私は、県議会自民党の厚生部会長として出席いたしました。
各地区での地元代表との意見交換会は、県議会自民党が毎年開いているもので、自民党からは会派三役および常任員会における5つの部会長ならびに地元県議が出席し、各地区からは、首長、市町村議会正副議長、各種団体からは農協、商工会、建設業協会、森林組合、漁業協同組合、医師会などの代表者が出席されます。
大変有意義な意見交換会になりました。私も、厚生部会長として、日向市東臼杵郡医師会の渡邊会長と意見交換させていただきました。渡邊会長から、時間外救急と看護師不足について問題提起をされましたので、私からは、先日、常任委員会で調査訪問をしました「県立延岡病院の救命救急センターの状況」および県の取り組みの中で、「宮崎県地域医療再生計画の最新情報」などを話をさせていただきました。なお、渡邊会長からいくつかの要望も挙げられましたので、今後の常任委員会で、執行部と議論をしてまいりたいと思います。
右松たかひろ
2013年05月23日
厚生常任委員会での県北調査2日目になりました。まず、自殺ハイリスク地緊急対策施工箇所として、日之影町の星雲橋などを調査しました。西臼杵地区で、転落防止柵を5つの橋で施工しています。事業費は1億4,000万円で、事業箇所は星雲橋、天翔大橋、龍天橋、水ヶ崎大橋、夕日の里大橋になります。警察庁の自殺統計によると、西臼杵3町の平成24年度自殺者数で飛び降りを手段とするのは0名と、本事業の効果は数字で出てきています。地元警察署や住民の方々が、「命の架け橋見守り隊」を結成して、定期的にパトロールに取り組まれているなど、自殺防止に力を尽くされていることも大きな要因になっています。
その後、五ヶ瀬町にある共生型福祉施設「ぬくもり」を訪問しました。ここは、旧小学校の跡地を利用されています。敬老会や山開き、ホタル祭りなど、地元住民と一体となって日常活動をされており、福祉避難場所にもなっています。
そして、その後、同じ五ヶ瀬町内にある、「五ヶ瀬子育て支援施設ならびに五ヶ瀬中央保育所」を訪問しました。
右松たかひろ
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