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2024年02月16日
本日は、県遺族会館2階の会議室において、「令和5年度 語り部座談会~次世代の語り部育成に向けて~」が開催されました。
まもなく戦後80年を迎えようとする中、年々、先の戦争(大東亜戦争)を実体験として話せる方々が少なくなってきており、これからの語り部活動においては、いかに、児童生徒に戦争について実感を持っていただけるような語り部にしていくかは、大きな課題となっております。
私からは以下の内容を、意見交換で申し上げました。
「知覧のトメさん食堂の鳥濱トメさんの、特攻兵を送り出した様子を語った生の声は、私が少年青年のころ見聞きした中でも、とても印象に残っています。今後、青年部で語り部を担当する上で、実体験に勝る説得力はありませんので、スクリーンが必要なDVDよりもっと手軽に活用ができる「録音テープ」を使って、宮崎県版として、語り部授業を行う学校近くでの地域の戦争体験者の生の声を、今のうちに録音しておいてはどうか」と提案させていただきました。
授業のカリキュラムでは45~55分の短い間に、児童生徒に戦争のことを伝えなければなりません。その際に、私が印象に残ったトメさんのような実体験を語った録音テープが、5分でも10分でも子ども達に聞かせてあげることができれば、大変有効ではないかと感じております。
また、私は、英霊の顕彰をもっと語り部にも出していく必要がある、と考えております。愛する祖国と郷土、そして、最愛の人を守るために尊い命を捧げられた英霊をたたえることは、私たち日本人として最も大事なことです。国への誇り、国民の誇りを取り戻すことにもつながります。日本遺族会の、会の目的の1番目にも、英霊の顕彰が書かれてあります。「日本遺族会は、国の礎となられた英霊顕彰をはじめ、戦没者の遺族の福祉の増進、慰藉救済の道を開くとともに、道義の昂揚、品性の涵養に努め、世界の恒久平和の確立に寄与することを目的とする」と。素晴らしい内容です。
宮崎県は、県遺族連合会の関谷会長のご尽力もあって、全国でも語り部の先進県になっています。これからの語り部には、今までの語り部を継承するとともに、これからの時代に求められる語り部を作っていくことも大切だと感じております。
右松たかひろ拝
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