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2012年05月28日
県議会の観光振興議員連盟と県ホテル旅館生活衛生同業組合の皆さんと意見交換会が開かれ出席しました。県議団のほとんど全員が出席したことは、観光振興への意識の高さが表れたものと考えます。意見交換の場では、ホテル旅館組合の皆さんが積極的に発言され、極めて有意義な場となりました。一昨年の口蹄疫そして昨年の新燃岳噴火では、ホテル旅館業界は甚大な打撃を受けており、今、死活をかけた再建を進めているだけあって、その生の訴えは心に響くものがありました。ご意見やご提言でいくつかのものを下記に掲載します。
1.「古事記、日本書紀編纂1300年」は千載一遇のチャンス。予算も厚く取ってもらいたい。
2.修学旅行は一度離れると、元に戻すのに相当苦労する。
3.外国人旅行者へのおもてなし(言葉や習慣など)にも取り組む必要がある。
4.大きな政策の転換が必要。団体は、ほとんどスポーツ関連で、観光の大きな団体は極めて少ない。シルバー層の掘り起こしを!
5.観光振興の連絡会・委員会を議員と共に立ち上げ、取り組みへの推進力を高めてほしい。
その他にも、多くの有意なご意見をいただきました。私もしっかり整理をさせていただき、宮崎県の観光浮揚に全力を尽くしてまいりたいと決意しています。今年度の所属委員会も、「商工建設常任委員会」になりますので、観光政策は所管分野になります。現場の生の声を、しっかりと政策に反映させるべく様々な機会を通じて発言していきます。
右松たかひろ
2012年05月24日
椎葉村に宿泊し、朝一から3日目の行程が始まりました。まず、上椎葉水力発電所を調査しました。半世紀以上前の昭和30年に建設され、写真右でも分かる通り日本初のアーチ式ダムで、その後の土木建設にも大きな影響を与えました。ちなみに、九電の社運を賭けたこの難工事は105名の殉職者が出おり、敷地内に供養塔が立てられていました。また、ダムで出来た湖は、吉川英治によて“日向椎葉湖”と命名され、貯水量は7,600万立方メートルになります。発電能力は約9万キロワットとなります。ダム水路式になりますので、長期間にわたって自由に発電量を調整できるようになっています。
左の写真は、国指定天然記念物「大久保のヒノキ」と、同じく国指定天然記念物の「八村スギ」になります。椎葉の奥にあり、なかなか訪れる機会のないところですが、初めて目に触れて、その壮観な姿に感動した次第です。屋久島の大スギにも負けないほどの立派なスギやヒノキが、本県にあることを県民の皆さまにもぜひ知っていただきたいと感じました。
なお、この場所には、国が指定する伝統的建造物群保存地区である「十根川集落」があります。石垣や住居の造りなど素晴らしいものがあります。最上地には「民泊」ができる家屋もありますので、時間軸を超えた体験宿泊が堪能できるのではないかと思います。
3日間の行程最後は、同じ椎葉の石原工区の国道327号の整備状況を調査しました。道幅が狭く、車の離合もできない箇所が多く、防災面でも支障をきたしていましたが、現在、道路や橋梁、トンネルの新設工事が進められています。完成すれば、交通時間の大幅な短縮も図られ、利便性も安全性も飛躍的に上がりますので、大いに期待しています。
今回は、2泊3日の行程で、県北を調査しましたが、たくさんの発見や課題も認識でき、非常に有意義な調査活動であったことをご報告申し上げます。
右松たかひろ
2012年05月23日
2日目は、延岡市の北川ICの調査から始まりました。本県の高規格幹線道路の供用率は50%で、九州で最低になっています。ちなみに、全国平均は71%、九州平均が69%です。そういった中、今急ピッチで高速道路の建設が進められています。左写真はその中の一つ北川ICで、今年度中には開通の予定です。なお、須美江~北浦間がH28に開通予定になっており、そうなればあと4年以内には大分まで繋がることとなります。本県の悲願が一つ達成されることになり、交通インフラの整備は経済・流通・医療と様々な面で波及効果が期待されますので、大変待ち遠しく感じます。
続いて、一路高千穂に向かいました。右の写真は、「神楽宿」にある茅葺の建物で、ちょうど葺き替え中でした。今や地元高千穂にも茅葺職人がいなく、熊本から職人さんが来られているとのことでした。また平日にもかかわらず、神楽宿の駐車場には多くの大型観光バスが止まっており、九州各県のナンバーが見受けられました。このことは、その後の高千穂役場での意見交換会にも出ましたが、九州内の人気観光地ランキングでは10位(昨年は13位で、もちろん宮崎県ではトップ)になっており、来訪者の内訳は、半数以上が北部九州(福岡など)になっており、次が熊本方面からの入込みとのことでした。高千穂から、宮崎方面へ来てもらうルートをいかに作れるか、また宮崎県内からの観光客は全体の8.9%と低い数値になっていることは、地元から活性化をしていく上でも、今後の課題の一つと感じました。また、様々な体験メニューや現地ツアー、観光ガイドが同乗してのレンタカーなど、観光客誘致に向けてしっかりと取り組む姿勢が見られました。
この日最後の訪問地は、今注目を受けている「五ヶ瀬ワイナリー」でした。100%町内産のぶどうを使用しており、現在できるだけ高く設定して買い取りされているとのことでした。町営ではありますが、株式会社であることを自覚し、いずれは独り立ちしていく考えで、そのためにも生産本数を4年で1.5倍に引き上げ、販売先も拡大していく計画を立てています。観光で年間数万人来訪されているとのこと、地域活性化の面でも頑張ってもらいたいと思います。
右松たかひろ
2012年05月22日
商工建設常任委員会の県北調査が、2泊3日の日程で行われます。初日の今日は、まず佐土原町のテクノリサーチパーク内にある県工業技術センターに伺いました。
県内の中小企業の振興と本県産業の活性化に寄与することを目的とした(財)宮崎県産業支援財団がセンターの2階に置かれており、財団および県工業技術支援センターの職員から概要説明がありました。私からは、総合相談窓口事業について以下の点を伺いました。
1.直近の窓口相談件数が、23年度で1,403件とあるが、技術移転(支援)や資金面など企業相談の傾向はどうか。
2.中小企業のニーズや要求に概ね応えられていると、感触として実績数字からどのように認識されているか。
ちなみに、相談件数の内訳は、農商工連携:372件、6次産業化:227件、ものづくり:219件、経営革新:201件、創業:106件、その他:278件となっています。県内唯一の中核的支援機関として、中小企業のニーズにいかに応えられるか、産学官連携など幅広いネットワークとスケールメリットをいかに地域経済に還元できるかが問われています。今後も、財団およびセンターの活躍に注目していきたいと感じます。
続いて、西都市の県立産業技術専門校に伺いました。右の写真は、もくもくと実習カリキュラムに取り組む学生さんたちです。就業後に即戦力になれるように人材育成をしているだけあって、卒業生はほぼ100%の就職率を維持しています。技術・資格の取得に大変力を入れている様子を垣間見ることが出来ました。課題としては、やはり入校生の確保を挙げられていました。定員は木造建築科、構造物鉄工科、電気設備科、建設設備科の4つで各々20名ずつになっており、ちなみに訓練生の充足率は、直近の24年度で、87.5%になっています。雇用情勢が厳しい中、即戦力を育成し、就職率ほぼ100%を維持している魅力で、入校生が増えることを期待しています。
午後一で、高鍋町のまちなか商業活性化協議会および町職員との意見交換を行い、その後、たかなべ町家本店(上写真の左)に伺いました。城下町高鍋まちなか活性化事業の取り組みについて、商業活性化協議会の小澤会長を中心に説明を受けましたが、非常に頑張っていることが伝わりました。「のれん」「あかり」「町家」「自主独立」の4つのプロジェクト事業を展開し、統一感を持ってまちづくりに取り組まれています。3年間の補助事業が終わり、今年から自主運営組織へと移行しますが、上記のたかなべ町家本店の物販や各種事業を通じて、その将来性に大いに期待しているところです。上写真の右は、宮崎銀行高鍋支店ですが、現在改修中で、城下まちづくりに一緒になって取り組まれることから、一部を白壁の町家風に改修されるとのことでした。完成が楽しみです。
この日、4つ目の調査地になる細島港に伺いました。左の写真は、新聞等でも大きく報道されましたが、新しく設置された「ガントリークレーン2号機」になります。コンテナ取扱量の拡大が非常に期待されるところです。現在、電気関係の調整を行っており試運転を経て8月上旬の供用開始となる予定です。直近の23年度の細島港におけるコンテナ取扱量は32,000TEUで、過去最高を記録した22年度と比べて微減ですが、全体としては増加傾向にあります。また、4年後には大分まで高速道路がつながりますので、そのことをプラスに生かしていくことが強く求められるところです。
右松たかひろ
2012年05月15日
本日、水資源保全対策特別委員会が開かれました。環境森林部の担当課長から、関係各事業について概要説明がありました。実質初めての委員会でしたが、私たち委員からの質疑も活発に出され、今後一年間にわたって当委員会が県民の負託に応え得る環境だと認識しています。
私からは以下の点について質疑を行いました。
1.森林環境保全直接支援事業
予算額が19億3,486万8千円と規模が大きく、事業目的としては、森林整備を行う者を対象に、造林、下刈、間伐等の森林施業に対し、直接支援をすることに置いています。昨年度から始まっており、この直接支援の対象が「森林経営計画の認定を受けた者など」とあり、昨年は森林組合などを対象に森林経営計画の作成指導を強化していたとのこと。今年度から直接支援が始まることになりますが、支援対象予定の事業所数や規模も合わせて、今年度の見通しを伺いました。 ~これについては、今後、精査していく必要性を感じました。
2.森林の土地の所有者となった旨の届出制度について
当委員会の設置目的にかかわる重要項目ですが、執行部からは、現在、外国資本による県内での森林取得は未確認との報告がありました。しかし、事後届出制になっている森林売買の問題点や大手林業者による大型売買についての懸念の意見など数多く出ました。私からは、この問題は「地籍調査」と連動していること、あわせて県内市町村における地籍調査の実施状況の差異について、そして所管する農政水産部との連携の必要性などについて質疑を行いました。
なお、委員会の最後、委員間協議によって、当委員会の調査事項について、「条例に関すること」を含めることが全会一致で承認されました。
右松たかひろ
2012年05月09日
本日10時より、県議会棟の横で県庁敷地内に設置してある川越進翁の胸像前にて、翁の功績をたたえる「献花式」が執り行われました。
私が県議を担わせていただき、最初の本会議場での一般質問・冒頭演説の中で、川越進翁について述べさせていただきました。宮崎の父といわれる川越進翁の尋常ならぬ信念と誠を尽くす至誠をもって、明治9年に吸収合併された鹿児島県から、西南戦争を経て、分県運動の先頭に立ち、自らの人脈を駆使し、そして私財を投じて、明治16年ついに宮崎県の再設置に導いた川越進翁の生き様は、今の宮崎の政治家に必要な資質として、大いなる示唆を感じております。
一昨年の口蹄疫、そして昨年の鳥インフルエンザ、新燃岳噴火と、宮崎を立て続けにおそった苦境から立ち上がらなければならない「第2の創県の時期」である今、川越進翁に匹敵する人物が求められていることを、壇上演説で申し上げました。
右松たかひろ
2012年05月06日
トップページの「右松たかひろからのごあいさつ」を更新しました。
「県議会議員として2年目にあたり」
皆さま、こんにちは。宮崎県議会議員の右松たかひろです。
県議会議員として、2年目を迎えることとなりました。まずは、宮崎県の再生・再建に邁進出来る環境に立たせていただけていることに、深く感謝を申し上げる次第です。皆さまからいただいた議席です。誠心誠意、ひたすら宮崎のために、身を粉にして宮崎の再建に尽くしていくことは、私の重大な使命であります。常に、そのことを念頭に置いて、議員活動を行っている次第です。
この一年は、あっという間に過ぎた一年でありました。常任委員会は「総務政策常任委員会」に所属させていただき、県の予算や決算、財政、更には主要な県施策など、本県において基礎となる重要な部門を所管いたし、多くの質疑を通して、宮崎県全体を見渡すことに注力してまいりました。今年度の所属する常任委員会は「商工建設常任委員会」になりました。 本県の観光浮揚、雇用の改善、産業再生およびインフラ整備などの県土建設の全般に取り組ませていただきます。
そして、特別委員会は「防災対策特別委員会」に所属させていただきました。昨年の3月11日に起きた東日本大震災以降、防災に対する意識が大きく変わりました。本県も、南北に400キロに及ぶ沿岸部を持ち、日向灘および南海・東南海地震がいつ発生してもおかしくない状況下にあります。そのような中、いかに県民の生命・財産を守っていくか、私自身も、本会議の一般質問や委員会を通じて、様々な提言をさせていただいた次第です。今年度は「水資源保全対策特別委員会」に所属させていただきます。本県の大切な地域資源の一つである水源地管理の実態調査、森林水源地の外国資本からの買収に対する対策も求められています。
なお、「議会運営委員会」の副委員長に就任いたしました。 議会運営の要(かなめ)になるところです。 本年度も、すべての力を注いで、全身全霊で宮崎の再生・再建のために身を捧げてまいる所存です。24年度もどうぞ皆さまのご支援ご鞭撻を心からお願い申し上げます。頑張ってまいります。
平成24年5月6日 右松たかひろ 拝
2012年04月26日
本日、24年度の所属委員会である「商工建設常任委員会」が開催されました。4月閉会中の初委員会でありました。所管する部課が順次、幹部職員の紹介および24年度当初予算について、ならびに主な新規・重点事業についての概要説明がありました。始めに「労働委員会」、続いて「商工観光労働部」、そして「県土整備部」の順で行われました。
初委員会でありますので、深く答弁を求めることはいたしませんでしたが、私からは以下の3点を執行部に質しました。
1.本県の雇用情勢
完全失業率の推移について、4半期ごとの統計によると、23年度の7,8,9月の5.1%から直近の10,11,12月が3.8%に改善されており、その好転した要因は何か伺いたい。
2.アクションプランから
U・Iターン推進事業について、今年度755万8千円の予算がついているが、直近における具体的な取り組み内容と成果を伺いたい。
3.観光入込客数統計調査
平成22年度の本県の観光入込客数は、1,296万3千人となっており、その内、県外客は544万4千人で、県内客は751万9千人になります。その中で、注目したのは、宿泊数が、255万7千人に対して、日帰り客が、1,040万6千人となっている点です。現在、本県も知事の肝いりで「100万泊県民運動」を展開中ですが、滞在型の観光を強く推進していかなければならない中で、担当課長の現状認識を伺いたい。
以上の質疑に対して、概略の答弁はいただきましたが、「今回は初委員会ということもあり、私も今後、商工建設の課題を精査していきながら、共に取り組んでまいりたい」との趣旨の発言をいたしました。宮崎県の浮沈がかかった大事な部署を数多く所管する「商工建設常任委員会」ですので、今年度も全力で、宮崎県の再生・再建に取り組んでまいります。
右松たかひろ
2012年04月24日
24年度の「第1回議会運営委員会」が開催されました。委員長、議長のあいさつ、ならびに委員および職員の紹介あと、各種協議事項について話し合いを行いました。
協議事項の中で、特に「議場への器物の持ち込み及び資料の配布について」は、幹事長会議で協議していただくこととなり、暫時休憩のあと、幹事長会議の協議結果について、副議長から報告がありました。
その結果、「議場への器物の持ち込み及び資料の配布について」は、従前の定めたとおりに行うことが確認されました。
なお、「政治倫理審査委員会」の委員について、議長指名により、慣例により議会運営委員会の委員が選任されました。
右松たかひろ
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