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みぎまつコラム

新潟沖での原油・天然ガスの試掘調査

2008年03月08日

 エネルギー開発、資源の獲得は、国策上も極めて重要な施策になってきます。かつても今も、エネルギー争奪競争でしばしば国際社会が揺らぐほど、世界主要国はエネルギー戦略の確立に余念がありません。まさに、国益と国益が衝突するのが、エネルギー問題の本質であろうと思います。従って、エネルギーの安定供給を図ること、更には自国生産に取り組むことは、国家戦略の重要な柱と言って過言ではないと存じます。ましてや今日のように、投機筋の影響もあり、1バレルが106ドルを超えるという異常なNY原油価格の高騰によって、国民や国内のあらゆる業界が大きな打撃を受けていることを鑑みますと、自国での開発と供給が成功することは重要な意義をもたらします。

 先日(5日)、新潟東港から8キロの聖籠(せいろう)沖で、掘削する位置の確定作業が始まり、今後、海底から4,300メートルほど掘り進めて、原油や天然ガスの生産の可能性を探ることになりました。6月からの胎内市沖合いの試掘と併せ事業費がおよそ100億円とのことですが、海底の地下構造が岩船沖油ガス田とつながっていることから、関係者を含めて大きな期待を寄せている方も少なくないと思います。また、掘削位置が、東シナ海でのガス田開発で中国と領海線を巡って紛糾するのとは対照的に、我が国の完全な領海内ということも安心できる要因です。とかく、近海の資源獲得において弱腰外交と指摘されることもありますが、それ程に彼の国のなりふり構わぬ姿に常識的な友好交渉が通用しないとすれば、尚のこと新潟沖での試掘が成功することを願う次第です。

 今回は、原油・天然ガスについて述べさせて頂きましたが、化石エネルギーに代わり、国益に資する「新たなエネルギー戦略の確立」も、我が国に求められる命題ですので、そのことはまた改めて触れたいと存じます。

右松たかひろ

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