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みぎまつコラム

国際平和・社会

偕行会の「英霊に敬意を。日本に誇りを」平和を守るために自衛隊に大きな後押しを!

2024年07月04日

本日は宮崎県偕行会の「慰霊祭ならびに令和6年度 総会」が行われました。

まずは宮崎県護国神社にて慰霊祭に参列し、その後に場所を移動し総会に出席しました。

偕行会は、陸上自衛隊幹部退官者や旧陸軍将校の方々で設立され、殉職された自衛隊の方々を慰霊顕彰し、「英霊に敬意を。日本に誇りを」をスローガンとしており、その活動に共鳴する人たちが会員として構成されております。また、総会で承認され、今年から、宮崎県陸修偕行社へと名称変更移行します。

毎年、慰霊祭から総会、懇親会まで参加しており、これからも偕行会の活動趣旨や日本への思いを、私も大事にしてまいりたいと存じます。

総会前の防衛講話では、第43普通科連隊長兼都城駐屯地司令の石岡直樹1等陸佐が、「第8師団および都城駐屯地の現在」と題して講演され、周辺諸国の動きや狙い、そして我が国の自衛隊の守りについて詳しく明瞭に解説していただき、現況の日本を取り巻く、中国・ロシア・北朝鮮が虎視眈々と狙う脅威と厳しさを再確認しました。我が国の平和を守ることは、並大抵のことではありません。自衛隊の活動に、心から敬意を表する次第であります。大切な日本の平和を確実に守るためにも、国民は、自衛隊の活動をさらに理解し、大きな後押しをしなければならないことは言うまでもありません。

右松たかひろ拝

2024(令和6)年度, 国際平和・社会, 外交・防衛・領土, 政治信条

語り部座談会~次世代の語り部育成に向けて

2024年02月16日

本日は、県遺族会館2階の会議室において、「令和5年度 語り部座談会~次世代の語り部育成に向けて~」が開催されました。

まもなく戦後80年を迎えようとする中、年々、先の戦争(大東亜戦争)を実体験として話せる方々が少なくなってきており、これからの語り部活動においては、いかに、児童生徒に戦争について実感を持っていただけるような語り部にしていくかは、大きな課題となっております。

私からは以下の内容を、意見交換で申し上げました。

「知覧のトメさん食堂の鳥濱トメさんの、特攻兵を送り出した様子を語った生の声は、私が少年青年のころ見聞きした中でも、とても印象に残っています。今後、青年部で語り部を担当する上で、実体験に勝る説得力はありませんので、スクリーンが必要なDVDよりもっと手軽に活用ができる「録音テープ」を使って、宮崎県版として、語り部授業を行う学校近くでの地域の戦争体験者の生の声を、今のうちに録音しておいてはどうか」と提案させていただきました。

授業のカリキュラムでは45~55分の短い間に、児童生徒に戦争のことを伝えなければなりません。その際に、私が印象に残ったトメさんのような実体験を語った録音テープが、5分でも10分でも子ども達に聞かせてあげることができれば、大変有効ではないかと感じております。

また、私は、英霊の顕彰をもっと語り部にも出していく必要がある、と考えております。愛する祖国と郷土、そして、最愛の人を守るために尊い命を捧げられた英霊をたたえることは、私たち日本人として最も大事なことです。国への誇り、国民の誇りを取り戻すことにもつながります。日本遺族会の、会の目的の1番目にも、英霊の顕彰が書かれてあります。「日本遺族会は、国の礎となられた英霊顕彰をはじめ、戦没者の遺族の福祉の増進、慰藉救済の道を開くとともに、道義の昂揚、品性の涵養に努め、世界の恒久平和の確立に寄与することを目的とする」と。素晴らしい内容です。

宮崎県は、県遺族連合会の関谷会長のご尽力もあって、全国でも語り部の先進県になっています。これからの語り部には、今までの語り部を継承するとともに、これからの時代に求められる語り部を作っていくことも大切だと感じております。

右松たかひろ拝

2023(令和5)年度, 国際平和・社会, 政治信条

西高附属中での語り部授業「英霊平和学習」

2023年11月02日

令和5年11月2日(木)、本日は午後1時30分から2時間に亘り、県立西高等学校附属中学校2年生を対象に、宮崎市戦没者遺族連合会による語り部授業「英霊平和学習」に遺族会の事務局長として参加しました。

遺族会の関谷会長のもと、20人の遺族会の語り部が5グループに分かれて、40人の生徒に、戦争の体験や戦後の苦労などを通して、平和について考えるグループ座談会形式の授業となります。

とても意義のある授業と感じております。

私からは、父が4歳の時に終戦を迎えていますので、私自身はもちろん戦争体験者ではありませんが、祖母の何もない時代から我慢強く生きてきた姿勢からも分かるように、戦後復興が先人のお陰であること、そして、国の礎となられた英霊への感謝の思いを忘れないこと、そしてもちろん、今のウクライナや、イスラエルガザを見ての通り、戦争は軍人だけでなく多くの一般市民や女性、子どもが犠牲となる凄惨なものであり、戦争が起きないようにすることが最も大切であることなどを、生徒達にお伝えしました。

戦争の理由は、宗教の争いや領土問題、人種差別が根底にあるものがあったり、或いは、エネルギー資源や経済が絡んだものもありますが、行き着くところは「人間のエゴ」であると感じます。きれい事だけではないパワーバランスがひしめく現実の国際社会で、いかに平和や命の尊さを広めていけるかは、人類の永遠のテーマになるものです。

我が国は、他国が認め尊敬される自主独立の精神と体制を持ち、凄惨な大東亜戦争(太平洋戦争)を経て見事に復興を果たした気概を持って、国際社会に能動的に平和の尊さを伝える努力が必要であると考えております。それが、世界で唯一の被爆国である日本の責任であり、使命であると考えます。

右松たかひろ拝

2023(令和5)年度, 国際平和・社会

オバマ政権後の日米関係について

2008年12月16日

 先般のアメリカ大統領選挙でバラク・オバマ氏が当選し、来年1月20日、46歳という若さ、米国史上初めての黒人の大統領が誕生します。アメリカの歴史に新しい1ページが開かれるわけですが、それに伴い、日米の関係も大なり小なり変わってくることが予測されます。しかしその一方で、我が国にとっては大きく国益を損なうことになった北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除や米大統領選挙中での外交話題で日本に触れる機会が殆んどなかったことに象徴されるように、そもそも米国にとって対日関係の重要性が以前と比べ大きく低下しつつある中で、中国やインドをアジアおける戦略的パートナーへ位置づけるなど変遷してきており、加えて国際社会での我が国の発言力の低下という現実を見据えれば、共和党政権でも民主党政権でも日米関係の置かれている状況打開の厳しさには差異がないという指摘もあります。過去の日米関係を紐解く中で、クリントン政権時代の日本パッシングが思い返され、民主党政権樹立は我が国にとって試練を増すという論調は、オバマ次期大統領の外交スタッフに知日派・日本通が多く人選されていることから、必ずしも的を得たものではないと言えます。いずれにしても、日米関係の構築はこれから更に難しい局面に入ってくることになります。

 日本の政治家や外務省がこの局面をどう乗り越えていけるかが問われてくるわけですが、私は、アメリカの対アジア戦略や政権が変わることは、むしろ我が国にとって、日米関係を新たなステージに移していく好機になるものと受け止めることが必要だと考えております。国際社会も認める日米関係を日本は築いていかなければなりません。そのためには、我が国は、自立した普通の国家、同盟国にものを言える国家になることが求められます。戦後63年を経た今日、過去の清算を少しずつ始め、国際社会から真に受け入れてもらえるように、国家の体を成した国づくりというものを、政治家が腹を括って進めていく時に来ているのではないでしょうか。

右松たかひろ

2008(平成20)年度, 国際平和・社会

日本および日本人の国際社会での使命

2008年05月10日

 20世紀が世界戦争の時代ならば、21世紀初頭は地域紛争・テロの時代と言えます。19世紀の植民地政策の時代を経て、20世紀は科学技術の飛躍的発展と共に大量殺戮を可能とする化学兵器も生み出され、国際社会を巻き込み二度の世界大戦というかつてない大規模戦争を経験することとなりました。ソビエト連邦の崩壊によって米ソ二大国の東西冷戦が終結したのが20世紀終わりの1991年で、その後は社会主義体制下におかれた旧東側地域を中心に民族・宗教間の対立が引き金となり地域紛争が多発していく中で、世界のパワーバランスはアメリカが唯一の超大国となり一国覇権主義へと大きく転換し、世界も驚愕した「アメリカ同時多発テロ(いわゆる9.11)」という、今後の国際社会を暗示する象徴的な事件によって21世紀が幕開けすることとなりました。その後は周知の通り、翌2002年1月にブッシュ大統領の一般教書演説での「悪の枢軸」発言に沿って、アメリカ主導の多国籍軍による武力行使が徹底的に行われました。兵器も今やIT革命によるハイテク兵器へと変貌し、戦争の形態も国家間よりもテロ組織や過激派集団との戦争行為が増えて来ています。

 私は、このような国際状況下において、日本の果たす役割は決して小さいものではないと思っています。むしろ我が国は、東洋人としての民族の苦難を経験し克服もしてきた誇りがあり、且つ唯一の被爆国として戦争の凄惨さも知り得る立場から、「国際平和を導く」という大変重い使命があるものと認識しています。そこには、防衛力(武力)を放棄して国際平和を実現しようと試みる観念的平和主義に組する考えはなく、あくまでも日本の歴史や伝統・文化を基調とした国柄、経済力や軍事力などの国力、そして日本人の勤勉さや協調性、和を尊しとする国民性といった日本および日本人の総合力をバックボーンに、現実路線で戦略的に国際平和へ向けて主導していくことが肝要と考えている次第です。

 日本および日本人の総合力を発揮していくには、我が国の潜勢力を掘り起こしていかなければなりません。そのためには、「普通の国」になることです。普通の国になってこそ初めて国際社会での発言力も出てくるものです。「普通の国」とは、自らの憲法を持ち、自らの国は自らで守るという国際社会においては当たり前の国家の姿にあります。国際平和へ導くという使命を実現する上でも、日本はもう一度生まれ変わらなければなりません。

右松たかひろ

2008(平成20)年度, 国際平和・社会

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