ホーム > みぎまつコラム
みぎまつコラムでは、宮崎県や国が抱える様々な問題・課題、或いは時事を取り上げ、右松たかひろ の思いや考えていること、更には政策提言などを掲載しております。県央宮崎にお住まいの方はもちろんの こと、県内各地、さらには県外の方々にもお読み頂ければありがたく思います。ご一読下さいまして、ご感想やご意見などがございましたら忌憚なくお寄せ下さい。
2008年02月25日
「公教育の再生」を掲げ安倍前総理が立ち上げた教育再生会議ですが、活動期間1年4ヶ月を経て一つの役割を終えました。「教育内容」「教育現場」「教育支援システム」「大学・大学院改革」「社会総がかり」の五大項目の提言から構成される最終報告の冒頭にあるのが、「徳育の教科化」です。第三次報告の中では、徳育の教科化における具体的な取り組みとしまして、偉人伝、古典、物語、芸術、文化などを活用して感動を与える多様な教科書を作るとあります。この試みは、私は決して間違った方向性ではないと思っています。私の出生地は、宮崎県西都市というところなのですが、ここには日本で最大規模の古墳群が存在します。故郷には神話にまつわる史跡が数多くあるのですが、我が国の端緒となる神話を学ぶことも教育に大きな意義をもたらすのではないでしょうか。また、「教育支援システム」の中で、国・教育委員会・学校の責任と権限を明確にするとあります。情報公開に基づく地域に開かれた教育委員会を目指し、行政との連携を図り、子どもの教育に専念できるよう学校の責任体制を確立していくことも大切なことだと考えております。教員免許更新制の導入や「ゆとり教育」の見直しなど提言が具現化したものも少なからずあり、改革の方向性も含めて、私は一定の評価をしております。実効性を担保するため、新たな会議を内閣で設けることを福田総理が同意しましたので、今後の推移を見守っていきたいと思います。
個人的なことではありますが、私の両親はともに元教諭で、教育畑一筋に歩んできた家庭で育ちました。従いまして、「教育」は、私のライフワークとして生涯携わっていきたいテーマでもあります。我が国の将来は、「国家百年の大計」とされる教育に懸かっていると言っても過言ではありません。そのことをしっかりと肝に銘じて行動してまいりたいと存じます。
右松たかひろ
2008年02月23日
第169回通常国会が開かれておりますが、今国会の主要な争点の一つに、道路特定財源のあり方の問題があります。近年とみに、与野党とも「格差拡大こそ我が国の現状を示す大問題」と訴えていますが、実はこの道路問題も、例えば私の住む宮崎県など、整備の遅れている地域にとってどれほど深刻に格差を実感せざるを得ない問題なのか、各議員の発する言葉などからその認識の度合いに温度差を感じています。鉄道が県民の足となり得ず、自動車社会ゆえの高い税負担を今日まで負荷してきた中で、応分の道路整備を求めるのは当然のことであろうと思います。今国会の大きな争点として俎上に載った今、もう過去のように政争の具とはせず、一定の根拠に基づく優先順位をしっかりと定め、まず本県などは一刻も早く、横断道路も含め全路線をつなげてもらうよう強く要望したいと思います。
このことを前提とした上で、暫定税率の延長の是非や一般財源化への是非を論じていけば、ガソリンが安くなることはもちろんそれに越したことはないのですが、その穴埋めとなる財源をどこから持ってくるのか、本県など地域事情を加味し優先的に整備されるという担保が取れるのか、一般財源化をすることが納税者から納得してもらえる税制改革につながるのか、更には一般財源化することで将来的に税率の上昇変動を招きはしないかという危惧を払拭できるのか、等々を、国民や地域住民に分かりやすく説明することが肝要になってきます。逆に言えば、直轄事業に対する地方の負担金廃止で伴う国家財政に及ぼすリスクとの整合性や無駄遣い一掃の具体的提案、あるいは道路整備事業のコスト削減策が数字上でしっかりと説明つくものであれば、溜飲が下がる思いをする国民も少なくないのではないでしょうか。正鵠を射た丁々発止の本質的論議を大いに望んでいる次第です。
右松たかひろ
2008年02月21日
皆さま、こんにちは。右松たかひろです。
久しぶりに、「右松たかひろからのごあいさつ」を更新します。昨年の県議戦後、約1年、更新がままならなかったにもかかわらず、この間、多くの方々にホームページをご覧になって頂いていたことを、まずは心からお礼申し上げます。
今、我が国は大きな転換期にさしかかっています。今後4,5年の歩み方、改革の方向性が極めて重要になってくると考えます。私たちはもう一度、今の国のあり方が正しいのかどうかを振り返る時期に来ていると思います。戦前・戦中に国際平和を願い、祖国への想いを大事にされた先達、戦後復興に力を尽くされた先人に胸を張って応えることの出来る国のかたちを、今創っておかなければ二度と取り返しがつかなくなるものと考えております。
郷中教育の中から育った西郷精神を凝縮した「南洲翁遺訓」という書物の中に、次のような教えがあります。「租税を薄くして民を裕(ゆたか)にするは、即ち国力を養成する也。」政治家と官僚では自ずとものの考え方や立場の違いがあるわけですが、今は政治主導による国民本位の国のかたちをつくっていく時だと思います。先達の教えや、我が国の伝統・文化を礎石とした国づくりを切に望む次第です。
右松たかひろ
■住吉事務所(宮崎市北部10号線)/(写真および地図)
〒880-0121 宮崎県宮崎市大字島之内1572番地6
TEL : 0985-39-9211 FAX : 0985-39-9213
□E-mail : info@migimatsu.jp (宮崎事務所本部連絡所および宮崎市北部10号線住吉事務所共用)
□Twitter :https://twitter.com/migimatsu5