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みぎまつコラム

南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ調査」のご報告

2014年08月21日

南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ調査」~【5日目】 

 香港・マカオの視察も、最終日となりました。今日は帰路だけの行程で、朝暗い中、早朝の5時半にはホテルを出発し、高速フェリーで香港国際空港へ向かいました。

 香港国際空港では、香港発便が電光板で表示されていましたが、まさに分刻みで離発している様子が一目で分かり、さすがに、アジアを代表するハブ空港であることを実感した次第です。

 これから、11時25分発の鹿児島空港行きに搭乗し、18時には宮崎に帰着の予定です。

 4泊5日の、香港・マカオの視察でしたが、とても有意義な調査となり、今回の経験は、今後にしっかりと活かしてまいりたいと思います。

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南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ調査」~【4日目】

 香港・マカオ調査も4日目となり、昨夜から、マカオ入りしました。

 この日は、マカオ市内の視察と情報収集のための意見交換が行われます。朝一で、聖ポール天主堂跡やセナド広場を経由して、午前中に「マカオ日本商会」を訪問しました。

 マカオ日本商会での意見交換は、大変有意義な内容となりました。このマカオ日本商会は、マカオ初の日経関連経済団体として、平成23年10月に発足し、マカオに進出した日本企業や、日本と取引の深い地元企業で構成されています。商会の会長から、マカオの魅力として、観光客の満足度が高く、短時間で世界遺産を回ることができ、IR、いわゆる複合型リゾートの魅力を述べられました。しかし、マカオのカジノも、今、大きな転機を迎えており、いかに、非カジノ産業、カジノ以外のエンターテイメント産業に力を入れていけるか、グルメやホテルライフ、レジャー施設を充実させることで、滞在を2日以上(現在は平均1.4日)に延ばしていくことを目指している、とのことでありました。また、2016年には、香港とマカオを結ぶ、世界一長い橋ができ、物流の新しい時代が開かれる、と力強く述べられました。

 また、大きな示唆としては、「日本の場合は、カジノ目的ではなく、旅行観光における大部分の中の一つのオプションとして、カジノも楽しむ、といった方向になるのではないか」と話されました。

 そして、今やラスベガスを抜いて世界最大となった、マカオの「カジノ」の視察を行いました。写真は、マカオでも最大の、ベネチアンのカジノ場になります。カジノ来訪者の、3,000万人の内、実に、65%は中国人(大陸から来ている)とのことでありました。

 

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南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ調査」~【3日目】

 南九州3県合同の香港・マカオ調査も3日目となりました。

 まずは、宮崎香港事務所を訪問しました。この香港事務所は、自らの、平成24年9月14日の一般質問において、東アジア戦略における香港の重要性から、“香港事務所の新設”を政策提言し、翌25年の6月13日に「香港事務所の開設」につながったこともあり、大きな思い入れがあるところです。

 ◆【詳細は、一般質問の私の質疑、そして知事の答弁を、参照して下さい。】(ブログのカテゴリー:「政策提言の実現」)  

 香港事務所の体制は4名体制で、伊東代表、水田所長が県からの派遣、そして、副所長に2人の女性現地スタッフを雇用して活動しています。さらに、事務所内には、フロンティアオフィスを6ブース併設(月額2万5千円程度)しており、宮崎銀行など、いくつかの企業が入居し、また、商品サンプルやPR用の農産物を保管する「物流倉庫」も併設している環境にあります。

 今後、この香港事務所が拠点となって、本県の素晴らしい農畜産物が、しっかりと現地で認知され、大いに売り込んでもらうよう、さらなる販路・市場開拓に期待しているところです。

(写真下~6つのブースからなるフロンティアオフィス)

(写真下~併設する物流倉庫の一部。大束のかんしょもあります。)

(写真下~私たち訪問団と香港事務所の皆さんと記念撮影)

  続いて、コンテナターミナルを訪問しました。物流規模は世界第4位(ちなみに、1位は上海、2位はシンガポール)で、それを、下写真のように、卓越したオペレーションで、見事にコンピュータ操作されています。

 タイヤ式ガントリークレーンは204基、レール式ガントリークレーンは24基、ブリッジクレーン12基と、大変な規模でありました。

 香港での最後の視察として、「みやざき棚」を訪問しました。販売開始日は、昨年の25年5月28日で、今月現在で、甘藷や漬物、乾燥椎茸、ドレッシングなど、27社46品目を販売しています。みやざき棚の設置目的としては、輸出に意欲のある県内企業に対して、香港市場におけるテストマーケティングの機会を創出し、販路の開拓を図るところにあります。場所は、タイムズスクエア近くにあり、運営主体は、株式会社スーパークーリングラボになります。

 そして、夕方16時過ぎ出発の高速フェリーにて、一路、マカオに向かいました。明日は、マカオ日本商会の訪問、そしてカジノの視察になります。

 

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南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ調査」~【2日目】

 南九州3県合同の香港・マカオ調査の2日目になります。

 午前中は、現地県出先事務所ならびに関係機関との意見交換で、出席いただいた方は、JNTO香港事務所の江尻次長、ジェトロ香港事務所の小野村所長、パッケージツアーズ日本部の梁さん、宮崎香港事務所の伊東代表、そして鹿児島香港事務所の西村所長になります。この意見交換は、現地の情報等を仕入れることのできた、大変有意義なものとなりました。例えば、「香港では、スーパーの棚を維持するのが難しいため、日本で広域で協力して、一年中、棚を維持していくことが大事」(小野村所長)、「沖縄は、結婚、ウエデングプランを売り込んで、400組渡航している。さらには、行政が婚姻届もできる制度をつくっている」(江尻次長)、「畜産の効果的な売り込みで、香港のシェフは、中国豚のように、日本の豚も、叩いて脂(あぶら)を出して料理してしまう。美味しいのを美味しいまま食べる料理の仕方を、シェフに教えていくことが大事」(小野村所長)、などなど、今後の示唆に富む、多くの話を伺うことができました。

(下写真は、ジェトロ香港事務所の小野村拓志所長と撮影)

 引き続き、午後から、クルーズターミナルを訪問しました。まだ一部建設中ですが、非常に規模の大きいターミナルでした。旧香港空港跡地に、約1,030億円を投じて整備しており、アジアにおける、豪華客船のハブ港を目指しており、離発着も24時間、乗船橋は5つ設置の巨大ターミナルになります。屋上庭園も、香港最大のもので、23,000㎡を有し、香港島から九龍半島までを一望できる広さになります。

 そして、この日最後の訪問先である、ELGツアーズに伺いました。この会社の袁(エン)社長は、とにかくエネルギッシュで魅力的な名物社長でもあり、日本各地で、袁社長を招いた講演会が頻繁に開催されているほどです。ちなみに、本県でも平成20年9月9日に、みやざき観光コンベンション協会会員の集いで講演されています。

 さらに、日本への送客数は、年間10万人以上で、訪日旅行取扱が、香港で1位の旅行会社であり、袁社長のノウハウや、本県への観光アドバイスは、大変有意なものでありました。具体的には、「南九州は、大都会よりも人情味がある。旅行客の不満は、買い物の時間が足りないこと。また、夜のエンターテイメントが弱いため、男性客はタイなどに行ってしまう」、「宮崎には泊まらずに、観光で経由してしまいがち」、「鳥取は知事のはからいで、JA物産店で大量に買い物をしている」、「スポーツにも力を入れており、長野県のマラソンツアーを打ったら、60人の客がすぐに集まる」、「もっと買い物の場所がほしい」、などなど、袁社長から、本県や我が国への観光状況や要望など、多くの話を伺いました。

 本県への誘客において、海外の旅行会社との連携強化は非常に重要であると、あらためて感じた次第です。

 

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南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ調査」~【1日目】

 本日から5日間にわたって、宮崎県・熊本県・鹿児島県の観光振興議員連盟で、南九州3県合同で、香港とマカオに訪問します。本県は、観議連とIR議連の役員メンバーが中心となり訪問団を結成しております。

 宮崎を12時半に出発し、鹿児島空港に向かい、到着後、出国手続きを取りましたが、機材到着の遅れで、1時間半以上も待たされ、ようやく香港に向かう便が出発しました。香港便は、遅延が日常的となっており、香港空港では現在のキャパを超える航空便が離発着している現状を改善すべく、現在の滑走路2つから、第3滑走路を増設中で、2019年に完成予定です。完成すれば、幾分か解消されることを期待しているところです。

 予定時刻より大幅に遅れ、夜8時半に香港に到着後、遅い夕食を取り、ホテルにチェックインしました。写真は、香港空港から専用バスで移動中の模様です。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

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