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2017年 12月 21日

県議会日台友好議員連盟で台湾訪問(2日目)

2017年12月21日

県議会日台友好議員連盟での台湾訪問の2日目になります。この日も早朝の7時30分にホテルを出て、台南市に向かいました。目的地は、烏山頭(うさんとう)ダムです。

台湾の人が尊敬する日本人で、真っ先に名前が挙がる、八田與一(はったよいち)さんが、今から87年前の1930年に幾多の困難を乗り越え、10年の歳月をかけて完成させたダムです。台湾でも南部に位置するため、足を運ぶ機会がなかなか難しい中、今回、偉大な先人の足跡を、この目で確かめることが出来て、とても貴重な時間となりました。

このダムは、世界でも極めて珍しい、大規模なセミハイドロリックフィル工法(コンクリートをほとんど使用しない)を採用しており、ダム建設史でも特別な位置づけをされており、自然と調和した大変美しく、台湾最大のダムになります。水がなく荒れ果てた土地が、ダムが完成したお陰で、今や、台湾で最大の穀倉地帯になっています。

(下の写真は八田與一さんの銅像~八田さんは悩み事があると髪の毛をいじるクセがあり、その指先の動きはどんどんと速くなっていったそうです。そんな時、周囲の人たちは、八田技師を邪魔してはいけないと思ったそうで、これは今でも忘れられないイメージとして語り継がれています)

(烏山頭ダムの外周)

(ダムを上空から撮影したもの)

(八田與一ご夫妻)

(下の写真は旧放水口~八田さんがダムを完成させた12年後の1942年に太平洋戦争で徴用され、フィリピンに灌漑調査で向かう途中に、アメリカの潜水艦に撃沈され56歳で亡くなりました。彼の妻の外代樹さんは、その3年後の1945年9月1日に、夫が心血を注いだこの烏山頭ダムの放水口に身を投げて後を追っています。享年45歳でした)

(現地の紹介看板)

八田技師がいなければ今日の豊かな嘉南平野はなく、八田さんは、台湾に人たちから「嘉南大圳(かなんたいしゅう)の父」と尊称されています。八田さんの、一切の私欲なく、困難を恐れない生き方に、私は現場を訪れ、改めて大きな感銘を受けました。お時間のある方は、ぜひ一度、映画アニメ『パッテンライ(八田さんが来た!)』を見ていただければ、感動されることと思います。

続いて、台中市に向かい、農業関係施設の「霧峰農会」を訪問し、台湾での農業について話を聞きました。ここは、日本で言うJAのような組織となり、参考となる取り組みも伺ったところです。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

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