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活動ブログ

2014年8月

素晴らしい映画でした!~「夢は牛のお医者さん」~

2014年08月30日

 今日、宮崎キネマ館で、素晴らしい映画と出会いました。その映画のタイトルは、『夢は牛のお医者さん』です。

 この映画は、ドキュメンタリーになっており、主人公の、当時、小学3年生だった女の子を、27年間にわたって取材を続けた、地元テレビ局の報道記者が、監督になって制作した記録映画になります。

 舞台となった新潟県の山あいにある小さな小学校に、昭和62年、新入生がいなかったこの年に、校長先生のはからいで、新しいクラスメイトとして、3頭の子牛を入学させたのが、この映画の始まりです・・・。

 体験学習が、子どもたちに与える影響の大きさ、そして、人格形成において、幼少時の体験活動がいかに大事か、とても考えされました。教育の本質である、いかに有為な人材を輩出していくか・・・・・、それは、知識・知能だけではなく、人間性や道徳観を併せ持って、初めて地域社会に貢献し得る、真の人財になることを指します。このドキュメンタリー映画の主人公である、誰にも愛されるプロの獣医師になった彼女のように、素朴で、純粋で、ひたむきな人を、いかに多く育てていくか・・・、心を揺さぶられる映画でした。

 ちょうど、県議会で今年、私が所属している委員会が、教育委員会を所管している「文教警察企業常任委員会」ですので、来月に行う私の一般質問でも、ぜひ取り上げたいと思います。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

時事問題, 活動報告

南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ訪問」(5日目)

2014年08月21日

 香港・マカオの視察も、最終日となりました。今日は帰路だけの行程で、朝暗い中、早朝の5時半にはホテルを出発し、高速フェリーで香港国際空港へ向かいました。

 香港国際空港では、香港発便が電光板で表示されていましたが、まさに分刻みで離発している様子が一目で分かり、さすがに、アジアを代表するハブ空港であることを実感した次第です。

 これから、11時25分発の鹿児島空港行きに搭乗し、18時には宮崎に帰着の予定です。

 4泊5日の、香港・マカオの視察でしたが、とても有意義な調査となり、今回の経験は、今後にしっかりと活かしてまいりたいと思います。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

活動報告, 県議会・議員活動, 視察・調査活動

南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ訪問」(4日目)

2014年08月20日

 香港・マカオ調査も4日目となり、昨夜から、マカオ入りしました。

 この日は、マカオ市内の視察と情報収集のための意見交換が行われます。朝一で、聖ポール天主堂跡やセナド広場を経由して、午前中に「マカオ日本商会」を訪問しました。

 マカオ日本商会での意見交換は、大変有意義な内容となりました。このマカオ日本商会は、マカオ初の日経関連経済団体として、平成23年10月に発足し、マカオに進出した日本企業や、日本と取引の深い地元企業で構成されています。商会の会長から、マカオの魅力として、観光客の満足度が高く、短時間で世界遺産を回ることができ、IR、いわゆる複合型リゾートの魅力を述べられました。しかし、マカオのカジノも、今、大きな転機を迎えており、いかに、非カジノ産業、カジノ以外のエンターテイメント産業に力を入れていけるか、グルメやホテルライフ、レジャー施設を充実させることで、滞在を2日以上(現在は平均1.4日)に延ばしていくことを目指している、とのことでありました。また、2016年には、香港とマカオを結ぶ、世界一長い橋ができ、物流の新しい時代が開かれる、と力強く述べられました。

 また、大きな示唆としては、「日本の場合は、カジノ目的ではなく、旅行観光における大部分の中の一つのオプションとして、カジノも楽しむ、といった方向になるのではないか」と話されました。

 そして、今やラスベガスを抜いて世界最大となった、マカオの「カジノ」の視察を行いました。写真は、マカオでも最大の、ベネチアンのカジノ場になります。カジノ来訪者の、3,000万人の内、実に、65%は中国人(大陸から来ている)とのことでありました。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

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南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ訪問」(3日目)

2014年08月19日

 南九州3県合同の香港・マカオ調査も3日目となりました。

 まずは、宮崎香港事務所を訪問しました。この香港事務所は、自らの、平成24年9月14日の一般質問において、東アジア戦略における香港の重要性から、“香港事務所の新設”を政策提言し、翌25年の6月13日に「香港事務所の開設」につながったこともあり、大きな思い入れがあるところです。

 ◆【詳細は、一般質問の私の質疑、そして知事の答弁を、参照して下さい。】(ブログのカテゴリー:「政策提言の実現」)  

 香港事務所の体制は4名体制で、伊東代表、水田所長が県からの派遣、そして、副所長に2人の女性現地スタッフを雇用して活動しています。さらに、事務所内には、フロンティアオフィスを6ブース併設(月額2万5千円程度)しており、宮崎銀行など、いくつかの企業が入居し、また、商品サンプルやPR用の農産物を保管する「物流倉庫」も併設している環境にあります。

 今後、この香港事務所が拠点となって、本県の素晴らしい農畜産物が、しっかりと現地で認知され、大いに売り込んでもらうよう、さらなる販路・市場開拓に期待しているところです。

(写真下~6つのブースからなるフロンティアオフィス)

(写真下~併設する物流倉庫の一部。大束のかんしょもあります。)

(写真下~私たち訪問団と香港事務所の皆さんと記念撮影)

  続いて、コンテナターミナルを訪問しました。物流規模は世界第4位(ちなみに、1位は上海、2位はシンガポール)で、それを、下写真のように、卓越したオペレーションで、見事にコンピュータ操作されています。

 タイヤ式ガントリークレーンは204基、レール式ガントリークレーンは24基、ブリッジクレーン12基と、大変な規模でありました。

 香港での最後の視察として、「みやざき棚」を訪問しました。販売開始日は、昨年の25年5月28日で、今月現在で、甘藷や漬物、乾燥椎茸、ドレッシングなど、27社46品目を販売しています。みやざき棚の設置目的としては、輸出に意欲のある県内企業に対して、香港市場におけるテストマーケティングの機会を創出し、販路の開拓を図るところにあります。場所は、タイムズスクエア近くにあり、運営主体は、株式会社スーパークーリングラボになります。

 そして、夕方16時過ぎ出発の高速フェリーにて、一路、マカオに向かいました。明日は、マカオ日本商会の訪問、そしてカジノの視察になります。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

活動報告, 県議会・議員活動, 視察・調査活動

南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ訪問」(2日目)

2014年08月18日

 南九州3県合同の香港・マカオ調査の2日目になります。

 午前中は、現地県出先事務所ならびに関係機関との意見交換で、出席いただいた方は、JNTO香港事務所の江尻次長、ジェトロ香港事務所の小野村所長、パッケージツアーズ日本部の梁さん、宮崎香港事務所の伊東代表、そして鹿児島香港事務所の西村所長になります。この意見交換は、現地の情報等を仕入れることのできた、大変有意義なものとなりました。例えば、「香港では、スーパーの棚を維持するのが難しいため、日本で広域で協力して、一年中、棚を維持していくことが大事」(小野村所長)、「沖縄は、結婚、ウエデングプランを売り込んで、400組渡航している。さらには、行政が婚姻届もできる制度をつくっている」(江尻次長)、「畜産の効果的な売り込みで、香港のシェフは、中国豚のように、日本の豚も、叩いて脂(あぶら)を出して料理してしまう。美味しいのを美味しいまま食べる料理の仕方を、シェフに教えていくことが大事」(小野村所長)、などなど、今後の示唆に富む、多くの話を伺うことができました。

(下写真は、ジェトロ香港事務所の小野村拓志所長と撮影)

 引き続き、午後から、クルーズターミナルを訪問しました。まだ一部建設中ですが、非常に規模の大きいターミナルでした。旧香港空港跡地に、約1,030億円を投じて整備しており、アジアにおける、豪華客船のハブ港を目指しており、離発着も24時間、乗船橋は5つ設置の巨大ターミナルになります。屋上庭園も、香港最大のもので、23,000㎡を有し、香港島から九龍半島までを一望できる広さになります。

 そして、この日最後の訪問先である、ELGツアーズに伺いました。この会社の袁(エン)社長は、とにかくエネルギッシュで魅力的な名物社長でもあり、日本各地で、袁社長を招いた講演会が頻繁に開催されているほどです。ちなみに、本県でも平成20年9月9日に、みやざき観光コンベンション協会会員の集いで講演されています。

 さらに、日本への送客数は、年間10万人以上で、訪日旅行取扱が、香港で1位の旅行会社であり、袁社長のノウハウや、本県への観光アドバイスは、大変有意なものでありました。具体的には、「南九州は、大都会よりも人情味がある。旅行客の不満は、買い物の時間が足りないこと。また、夜のエンターテイメントが弱いため、男性客はタイなどに行ってしまう」、「宮崎には泊まらずに、観光で経由してしまいがち」、「鳥取は知事のはからいで、JA物産店で大量に買い物をしている」、「スポーツにも力を入れており、長野県のマラソンツアーを打ったら、60人の客がすぐに集まる」、「もっと買い物の場所がほしい」、などなど、袁社長から、本県や我が国への観光状況や要望など、多くの話を伺いました。

 本県への誘客において、海外の旅行会社との連携強化は非常に重要であると、あらためて感じた次第です。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

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南九州3県観光振興議連合同「香港・マカオ訪問」(1日目)

2014年08月17日

 本日から5日間にわたって、宮崎県・熊本県・鹿児島県の観光振興議員連盟で、南九州3県合同で、香港とマカオに訪問します。本県は、観議連とIR議連の役員メンバーが中心となり訪問団を結成しております。

 宮崎を12時半に出発し、鹿児島空港に向かい、到着後、出国手続きを取りましたが、機材到着の遅れで、1時間半以上も待たされ、ようやく香港に向かう便が出発しました。香港便は、遅延が日常的となっており、香港空港では現在のキャパを超える航空便が離発着している現状を改善すべく、現在の滑走路2つから、第3滑走路を増設中で、2019年に完成予定です。完成すれば、幾分か解消されることを期待しているところです。

 予定時刻より大幅に遅れ、夜8時半に香港に到着後、遅い夕食を取り、ホテルにチェックインしました。写真は、香港空港から専用バスで移動中の模様です。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

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文教警察企業常任委員会・県外調査(3日目)

2014年08月07日

 文教警察企業常任委員会の県外調査の3日目は、京都府教育委員会を訪問しました。

 ここでは、優れた資質のあるスポーツ・ジュニア選手の発掘・育成事業について調査を行いました。京都では3年前の平成23年度から「京の子どもダイヤモンドプロジェクト」に取り組み、将来の日本を代表するアスリートの発掘・育成に力を入れています。

 具体的には、小学3年生を対象にタレントを発掘し、小学4年生から中学3年生の6年間にわたり育成プログラムが組まれています。まずは、スポーツ健康科学科も設置した、府立乙訓(おとくに)高校を拠点にし、フェンシングとバドミントンに特化し、京都府内の全3年生を対象にしたオーデション(新体力テスト・京のこども元気なからだスタンダード)を毎年開催し、才能あるタレント選出し、現在は専門プログラムに沿って、発達段階に応じた育成をされています。さらに、今年度からは府北部を拠点とした、カヌー競技もプロジェクトに加えるとのことでありました。

 ここでの取り組みで特筆すべきは、タレントを発掘すべく府内の全小学3年生を対象にしたオーデションもさることながら、育成プログラムが8つあり、徹底した育成システムを構築していることです。ロンドンオリンピックで7位になった優秀な指導者のもとで実技指導を行う「①専門プログラム」、そして共通プログラムとして、コミュニケーション能力を高め、アスリートとして豊かな人間性を育成するための「②インテレクチュアル」、「③フィジカルコンディショニング」、食習慣やコンディショニングなど家庭における環境づくりをサポートする「④ファミリー」、「⑤トレーニングキャンプ」、障害予防と望ましい成長のための医科学および栄養学習やアンチドーピング学習を行う「⑥メディカル」、医学的見地に基づく心身の成長に関する調査・分析およびフィードバックする「⑦リサーチ」、そして国際感覚を身につけグローバルに活躍できる資質の向上のための「⑧国際経験」と、8つのカリキュラムがしっかりしていることです。

 多くの参考点をもらい、今回も充実した県外調査となりました。

 今後の宮崎県の県勢発展に生かしていきたいと思います。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

活動報告, 県議会・議員活動, 視察・調査活動

文教警察企業常任委員会・県外調査(2日目)

2014年08月06日

 2日目は沖縄から一路、兵庫県に向かいました。まず伺ったのが、兵庫県警察本部です。ここでは、「特殊詐欺の現状と対策」における先進的取り組みを現地調査しました。

 特殊詐欺については、「オレオレ詐欺」や「架空請求詐欺」など手口が多様化し、被害認知件数も被害額も増加している状況にあります。決して許すことのできない犯罪で、検挙しなければならないのですが、関東を中心に犯罪が組織化され、手口も多様化している中で、一網打尽にはいかない現状があります。そんな中で、ここ兵庫県警の取り組みが、今注目を浴びています。平成25年度の被害総額が、20億1千万円で、全国ワースト6位だったが、今や、ある犯罪対策を講じて、被害を大幅に減少させる成果を生み出しています。それが、『集中架電作戦』であります。これは、特殊詐欺に使用されていると警察が認知した電話番号に、県警に設置されている自動架電システム「おつたえ君」、および複数の警察官で、犯行使用電話に集中的に、「こちらは兵庫県警です。この電話番号は特殊詐欺に使われていると認知されております。すみやかに関係書類を持って出頭するように」という電話をかけるものです。この集中架電を実施した、還付金等詐欺、オレオレ詐欺事案については被害が発生していないと、報告がありました。

 また、兵庫県警は、犯人が使っていた名簿(金融商品や高額貴金属などを購入した人の名簿など)を押収し、名簿に名前があった家を、予防広報で1軒1軒訪問し、注意喚起の巡回指導しているなど、地道な取り組みで成果を上げていることの報告もあった次第です。

 続いて、兵庫県企業庁権現ダムのメガソーラープロジェクトの現地調査を行いました。

 ここは、権現ダムの堤体の法面(のりめん)を活用して、大規模な太陽光発電を建設中です。ちょうど南向きに斜面があり、この傾斜を利用して、発電効率が最も良い角度でパネルを設置しております。また、県内のメガソーラープロジェクトの中には、架台で木製を採用しているところもあり、木材利用促進にも取り組んでいます。

 この権現ダムでは、なんといっても、企業庁らしく収益換算を徹底して行い、売電期間の20年間で270億円を上げ、支出で設置費用と維持管理で180億円、すなわち90億円の利益を算出しています。かつ、当初の発電効率よりも大きい数字が上がっており、さらに利益が増加するであろうとの説明もありました。担当者から、「企業庁直営の方が、土地貸し方式よりも、7倍ぐらいの利益が上がる」との報告もあり、さらに、設計施工一体型技術提案(プロポーザル方式)により、工事は一体的に業者に任せ、最新の技術とともに、できるだけ建設費用を抑える取り組みとして成果を上げているとの報告があった次第です。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

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文教警察企業常任委員会・県外調査(1日目)

2014年08月05日

 今日から2泊3日の日程で、文教警察企業常任委員会の県外調査が行われます。まず初日は、沖縄県に向かい、宜野湾市立普天間小学校を訪問しました。

 ここ普天間小学校では「実践的な英語教育および大学等と連携した異文化理解の取り組み」について、現地調査しました。授業時間は、1学年が年間で34時間、2~4学年が35時間/年、5~6学年が70時間/年、になっており、ALT(Assistant Language Teacher/ネイサン先生)とJTE(Japanese Teacher of English/よしの先生)が、1年を前半と後半に分けて授業を行います。実際に、英語の授業風景をビデオで視聴しましたが、子ども達がとても楽しく英語を学んでいるのが伝わりました。よく見かけるような、文法から入り頭で考えて話す授業ではなく、英語を音声として、会話として話す、いわゆるコミュニケーションを大切にしている授業内容で、体を動かしながら英語の歌をうたうなど、これなら子ども達も英語授業に入りやすいと感じた次第です。

 宜野湾市の教育委員会の担当者も来られてましたが、「行政としては小学校から中学校(短期留学や英検)まで、パッケージとして取り組んでいる」とのことで、2年前に『英語立県 おきなわ』を提唱し、授業案として統一されたものでやっていることが、十分に伝わる内容でありました。

 続いて、沖縄県平和祈念館を訪問しました。

 沖縄県の平和教育は、以下の4つの柱があり、①6.23慰霊の日の制定(沖縄全戦没者追悼式)、②県平和祈念資料館、③平和の礎の設置・運営、④沖縄平和賞の創設、ここ県平和祈念資料館は平和教育の拠点となっています。資料館の中も見学しましたが、全国唯一の地上戦が行われた生々しい犠牲の数々も展覧されており、改めて戦争の凄惨さを実感する資料館となっています。

 その後、沖縄戦で戦没された宮崎県出身の将兵を慰霊する「ひむかいの塔」で献花をさせていただきました。塔の本体は、本県の延岡市産出の自然石を用い建立しており、塔の本体が横たえて安置されているのは、御霊(みたま)たちの安息されたお姿を象徴しています。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

活動報告, 県議会・議員活動, 視察・調査活動

すべての日本人を返す・拉致問題解決のための大集会

2014年08月03日

 本日、南九州短期大学の講堂にて、『すべての日本人を返す・拉致問題解決のための大集会~最後のチャンス! 今、あらためて拉致問題を考える~』と題してイベントが開催をされ、私も宮崎県議会の北朝鮮拉致問題解決促進議員連盟の幹事として出席しました。

 今回の主催は、林田・水居家族連絡協議会で、救う会宮崎や特定失踪者問題調査会ならびに北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)が協力して開催されたものであります。

 まず、報告1では、家族会事務局長の増元照明さんが講演されました。その中で、福田政権が北朝鮮に対して再調査を依頼したことは間違いで、偽物の遺骨と分かったことで、あの国は本当に殺しかねない国だ。もちろん現代の医科学調査では、遺骨からいつごろ亡くなったのかも分かるので、そのようなことは絶対にさせない。家族会では、再調査ではなく、「返せ!」と言ってもらいたいのである。さらに、「今回の日朝協議で設置された北朝鮮の調査委員会の権限が果たして強いのか、まだ疑問を感じている。しかし、今度の交渉は最後の戦いになる。絶対に負けることはできない。すべての拉致被害者を出せ!というメッセージを、政府のみならず、国民全体から発してもらいたい!」と強く訴えられました。

 続いて、報告2では、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さんが講演され、具体的な拉致現場の模様を写真などを使い説明されました。「50ノットも出る不審船は、まさに軍艦と言ってもよいような武器を数多く積んでおり、その後方部が開き、黒い船の工作小船が出てくる仕組みになっており、その小型船は、もちろん自爆用スイッチもついている」、とのこと。また、拉致問題では、本当のことをごまかそうとする勢力が、まだまだ国内にいるとの警鐘を鳴らされました。

 最後に、報告3として、宮崎における拉致事案として、特定失踪者の水居明さんのご長男の水居徹さんが講演されました。「赤江のタンポリから出航した水居明さんと林田幸男さんの乗ったプレジャーボートが忽然と姿を消した。おそらく日本人猟師も多数、拉致被害を受けているのではないか。韓国の拉致は、大半(500人以上)が猟師で、日本の被害者に猟師がいないのはおかしい」、と訴えられました。

 今後の取り組みとして、地方自治体がこの拉致問題に対して、主体的に動いてもらいたいと述べられました。もちろん、宮崎県議会の北朝鮮拉致問題解決促進議員連盟としても、出来得る限りの声を上げていかなければならないと決意しています。

 拉致被害の全体像は極めて大きいと認識し、今回の日朝協議に基づく北朝鮮との交渉結果が、よもや数名や数十名の帰国で納得できるような問題ではないことを、国民全体で共有すべきと、改めて感じた次第です。

宮崎県議会議員 右松たかひろ

時事問題, 活動報告

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右松たかひろ後援会 ひたすら宮崎のために!

■住吉事務所(宮崎市北部10号線)/(写真および地図
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