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2013年02月13日
林活議連による県外調査の2日目になります。向かったのは、山形市に本社を置く株式会社シェルター。この会社は、接合金物を使った木造建物(KES工法といいます)を建築しており、先の東日本大震災で木造やコンクリート構造物などが一瞬の内に消失してしまった中で、唯一、強い浮力のかかる津波で流されなかった木造建物を建築したとして一躍注目を浴びるようになった会社です。
下の金具が特許(日本、アメリカ、カナダ)にもなっているオリジナルコネクターになります。KES構法の接合部分を担う重要な金具です。これによって、コンクリートの基礎を始め、柱や梁と、強い強度によって接合されます。また、耐震性や、断熱、遮音性にも卓越されると、規格審査で評価されています。
合わせて、地元県産材を使うことの意義を重要視しており、全国各地からの設計建築の依頼を受けての施工では、必ず県産材を使用しているとのことでした。ちなみに、本県では、えびの市に現在建築施工中の建物があります。
上の写真の左手建物は、山形市の中心市街地(七日町)にあり、防火地域に指定されているため、本来は木造建築物は建てられない地域にもかかわらず、法改正後、耐火構造基準を満たす建物として東北で初めて建てられた木造耐火建築(KES構法)になります。
すぐ近くには、大正5年に建てられた旧山形県庁・県会議事堂がありました。現在は、重要文化財として、山形郷土館「文翔館」になっています。
これから会津若松に向かいます。
右松たかひろ
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