ホーム > 活動ブログ > 水資源保全対策特別委員会・県北調査(2日目)
2012年08月24日
特別委員会県北調査2日目になります。朝8時半過ぎにホテルを出発して、五ヶ瀬町に向かいます。
五ヶ瀬町役場にて、「平成の名水100選」に選ばれた妙見神水、この全国でも特筆すべき、清澄(せいちょう)な水が湧き出てくるゆえんとなる五ヶ瀬の地質学的要件や、具体的な水源の保全活動などについて概要説明をいただきました。
その後、実際に「妙見神水」の湧水地に伺います。途中、祇園山が眼前にそびえます。日本列島で最も古い4億3千万年前の化石を産することから、九州島が海から隆起し、最初に誕生した山がこの祇園山と云われており、地質学的にも極めて貴重とされています(下の写真)。
祇園山の麓、いよいよ「妙見神水」の現地に到着しました。下の写真左が、水の湧き出ているところです。 そして、“4億年の雫 (しずく)”と銘打つ妙見神水の説明版が立てられてあります。
下に降りると、湧水が飲めるようになっています。 口にしましたが、思わず「おいしい!」と声が出るほどです。 ミネラルを豊富に含んだ弱アルカリ性の水質で、「授乳の神水」とも云われ、「妊婦さんが飲むと丈夫な子を授かり、乳がよく出る」と、古くから伝えられているようです。
この妙見神水の湧水地のすぐ近くに、『日向天照水(ひむかてんしょうすい)』(左下写真)を生産する工場が設置されてあります(右下の写真)。
ヤナセ緑化株式会社が経営されており、含有ミネラル成分値も特筆すべきもので、全国各地に愛飲家がおられます。
貴重な水資源の現地調査を終え、日之影町役場に向かいました。日之影町は「水源の里条例」を定め、“上流は下流の人を思い、下流は上流の人に感謝する”ことを旨に、「水源の里信振興基金」をはじめ、「地域おこし協力隊」や「水源の里支援隊」など、様々な取り組みを行っています。山間地域で集落が点在する日之影町の取り組みに今後も注目していきたいと思います。
右松たかひろ
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